昨日、Windows Server CALの話をしたので、ついでにRDS(Remote Desktop Service) CALの話も入れておこうかと思います。
名前の通り、Windows Serverにリモートデスクトップを接続するためのライセンスです。
「えっ?リモートデスクトップってタダ(無料)で使えるんじゃないの?」
って、声が聞こえてきそうですが、それも正解です。
では、どこも簡潔な解説をしていないので、纏めておきます。
そもそもWindows Serverは、過去UNIXやLinuxが当たり前に出来ていた、マルチユーザーに対応したOSです。なので、複数人で利用可能なのですが、そこは商用品との違いで、Windows Serverには利用権を払わないといけない、それがRDS(Remote Desktop Service) CALです。
では、何に使うのか?殆どの人は使う機会がないかと思いますが、Remote AppやApp-V等のアプリの仮想化等で使います。他にも公開デスクトップなるものもありますが、ややこしいの今回は話を省きます。
Remote Appであまりピンと来ない方はCitrixで考えて貰えると分かる方がいるかと思います。metaframe、 Presentation Server、XenAppの方が分かり易いかな。(今はVirtualAppと言うらしい、コロコロ名前変えやがって)そういったものを使う時にCitrixのライセンスだけでなく、RDS(Remote Desktop Service) CALもいるのです。
このRDS(Remote Desktop Service) CALにはWindows Server CALと同様、ユーザーCALとデバイスCALの考え方があり、企業から見たらデバイスCALの方が価格が抑えられます。
そして、もう一つの疑問。リモートデスクトップはタダ(無料)じゃないのか?
サーバーを構築する際、何等かの形でサーバーへアクセスして、設定をする必要がありますよね?これって当たり前です。なので、メンテナンスをすることを前提というITあるあるの紳士協定の下、利用が出来るのです。
メンテンナンス以外で使うことで、Citrixのようなアプリ仮想化があるんです。
纏めます。
■RDS(Remote Desktop Service) CALが必要な場合。
仮想アプリ(CitrixやRemoteApp)を使う場合にクライアントが
リモートデスクトップサービスを使うために必要です。
■RDS(Remote Desktop Service) CALが不要な場合。
Windows Serverのメンテナンスをすることを前提に
2名まで接続することが出来ます。
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